失敗から学ぶ転職成功事例2

準備不足と必要以上の緊張で、面接が通らない!!

転職事例 ケース2 30代男性Bさん
税理士5科目合格
専門学校卒業後、税理士試験の勉強を続けながらガソリンスタンドでアルバイト。
3科合格となったタイミングで、会計事務所にて入力業務をメインとした補助業務担当者としてパート勤務。
その後、5科目合格を果たし、会計事務所への正社員としての転職を希望。

 

知り合いの紹介や税理士会の求人を通じて4社に応募。3社にて面接を受けるものの通過せず。
残りの1社の面接を2日後に控え、危機感を感じて相談にいらっしゃいました。

ステップ1 原因を探る

Bさんとお会いした際、Bさんはかなり緊張をしていて、口数も少なくこわばった表情でじっと座っていました。

私はまず、Bさんの緊張をほぐそうと思い、天気の話など全く関係のない話題を持ちかけ、Bさんが笑顔になるまで「本題」に入るのを待ちました。
数分後、少し緊張もほぐれた様子で自然な笑顔が見られるようになり、「本題」の話を始めました。
色々と現状についてお話を伺った後、「これまで受けた面接については、どのような部分で評価につながらなかったと思われますか?」と質問をしてみました。

Bさんは 「現在勤務している事務所での仕事内容を細かく質問され、しどろもどろになってしまったことがあります。」
「ウチの事務所では何をやりたいですか?という質問に対しても普通に『税理士業務をやりたい』としか答えられなかったです。」
など、具体的な反省点を挙げてくださいました。

Bさんとお話をしている中で私は、Bさんが緊張をしやすい人物であることと同時に、
面接に際しての準備不足なのではないか?という印象を持ちました。

また、「税理士になる」ことが目的となってしまっていた時間が長く続いたことで、
税理士という仕事の内容や意味、自分がどういう税理士になりたいのか、
そもそもどんな業務をやりたいのかという部分まで考えることが出来ていなかったのではないか?と感じました。

具体的にどんな会計事務所へ応募をしたのかお聞きしてみたところ、
Bさんからは、事務所のそれぞれの事務所名や勤務場所、規模(従業員数)などはスラスラとお聞きすることが出来たものの、
「どんな業務に強い事務所」「こういった部分に魅力を感じた」などの事務所の特徴についての回答はありませんでした。

ステップ2 詳細の確認

そこで最初に、現在勤務中の会計事務所について、詳しくお聞きしてみました。

まずは1日の業務の流れについて、「朝出勤をしたらまず何をするか」から始まって、終業時間までの業務を一つずつ確認し、メモを取りました。
次に月曜日から金曜日までの1週間の流れ、1ヵ月の流れ、3ヵ月、半年、1年という形でルーティン業務だけでなく、スポット業務についてもお話頂きました。

これまで応募した事務所についても、一つずつホームページを見ながら、
・会社設立に強みを持っている会計事務所、
・他の士業の先生方と連携をしてワンストップサービスを提供している事務所、
・資産税に力を入れている事務所など
それぞれの特徴を分析し、どんなところに魅力を感じるのか、確認していきました。

また、5年後や10年後に独立をして自分の事務所を開業しているのか、
それともマネージャーやパートナーとして会計事務所に勤務をしているのか、
どちらのイメージが近いのかお聞きしてみたところ、
Bさんは「勤務の方が自分には合っていると思う」とのことでした。


色々とお話を伺っていく中で、Bさんは少しずつ考えの整理が出来てきたご様子で、
まずは一般的な申告書の作成業務などの税務業務をしっかりと身に着け、
将来的には中小企業の経営相談に乗ることの出来る税理士になりたいという希望を持っていることが見えてきました。

ステップ3 アドバイス

一通りお話を伺った後、面接の時に 「緊張をしないように」という気持ちではなく、
「緊張はするもの」と割り切り、「笑顔」をテーマに面接に臨んでみては?
と、アドバイスしました。

最初に面接官の方と顔を合わせた時に笑顔で気持ちの良い挨拶が出来れば、
それだけで良い印象を持って頂けることは間違いないですし、自分が笑顔になることで面接官も自然と笑顔になり、
面接官が笑顔で接してくだされば、緊張がほぐれやすくなるはず、とお伝えしました。

質問に対してうまく答えられない時のアドバイスとしては、
面接の時に自分の手元にも履歴書と職務経歴書を用意し、
その内容を確認しながら職歴についての質問に答えることで、
落ち着いて要点のみをわかりやすく伝えることが出来るのでは?ということをお話しました。

税理士としての仕事については、将来的にどういう税理士になりたいのかをイメージしてみて、
その税理士像に近づく為にはどういう経験を積むべきなのか、考えてみるようにお伝えしました。
今の自分から一歩ずつスキルを身に着けることで成長し、少しずつ将来像に近づいていくように、何が必要かを書き出してみるようにお伝えしました。

ステップ4 結果

Bさんは終始メモを取りながら、
「まずは将来の自分の姿をもっと具体的に思い描いてみます。
どんな事務所でどんなことをやりたいという具体的なイメージが出来たら、また相談に乗ってください!
職務経歴書も早々に修正してみます。」といって、
「まずは、やれることから、やれるだけやってみよう!」という気持ちが芽生えたご様子でした。

面談の翌日、Bさんから連絡があり、
「これまでは何をどうやって考えれば良いのか、何が問題なのか全くわかっていない状態でしたが、
アドバイスを頂き、色々と気持ちの整理が出来たことで、自分の理想とする税理士像を描くことが出来た気がします。
現時点での目標としては、10名~30名位の規模の会計事務所で中小企業を中心とした顧客を相手に、
法人税・消費税などの一般税務を中心としながらも、将来的には税務だけでなく経営相談なども受けられる税理士になりたいです。
また、個人のお客様の確定申告・相続税なども携わりたいと思っています。」
という報告がありました。

残り1社の面接を翌日に控えている中で、その事務所はBさんの希望に近い事務所だということで、
「しっかりと準備をして、全力で熱意を伝えてきます!」と張り切っていらっしゃいました。
その約1週間後、その事務所への入所が決定したとの報告を頂きました。

 

面接時のアドバイス

面接というものは、誰でも少なからず緊張をするものです。
面接の時、特に饒舌に話をする必要はなく、緊張しているなりに丁寧にわかりやすくお話をすることが大切です。
ゆっくりと相手にしっかりと伝わる程度の声で話すことを心掛けましょう。

また、面接先の企業(事務所)の研究など、面接に向けてしっかりと準備をするからこそ、
それが自信となり、面接官からの質問にも堂々と答えることが出来るのではないでしょうか?

何社も一度に受けているからといって、事務所の概要も把握しないまま面接を受けるようでは、通過するはずの面接も通過しません。
少なくとも事務所の概要を調べ、自分の経歴をどのように説明すれば、簡潔に的確に伝わるかなど、しっかりと準備をしましょう。

「緊張をしているから」といって、それだけが原因で面接が通らないということはほとんどありません。

その人のスキルや経験はもちろんですが、人柄や熱意などが重要な要素となることを理解し、
しっかりと準備をした上で誠実な気持ちで面接に臨むことが面接通過の第一歩だと思います。

 

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